2007年にダイアネティックスとサイエントロジーの基本文献である「ベーシック」の書籍と講演が発表されて以来、かつてない数のサイエントロジストが教会に殺到するようになりました。教材への需要が飛躍的に増大し、教会員がこれらの書籍と講演を勉強していくのと並行して、サイエントロジーについて知るために新たにやって来る人々の数も増大しています。実際、現在サイエントロジー宗教は、その歴史上最大の拡張の時代を謳歌しています。L. ロン ハバードの書籍と講演への需要は高まる一方で、その範囲も200以上の国、150の文化、およそ50言語に及んでいます。
その需要を満たすためには、書籍や講演をあらゆる言語で、数量を問わず、十分な速さと経済性を伴って提供できる設備が必要でした。ウガンダ向けにスワヒリ語で500部印刷するのも、英語で100万部印刷するのも同じでなければならないのです。2500種もの講演を50言語で提供することなど、従来の印刷施設ではあり得ませんでした。まずそれだけの時間を割くことが不可能であり、新規開拓地域のために比較的小部数の書籍を印刷することも、コストがかかりすぎるため全く無理であるのは明白でした。
そこで、新しい出版戦略が必要となったのです。デビッド・ミスキャベッジ氏の指導の下で、その戦略が企画され、ベーシックの発表に先立ち2007年初めに導入されました。
すべての書籍と講演CDの生産ラインが教会内に設置されました。印刷、箔付け、エンボス加工、ラミネート加工、CDの複製、梱包、出荷など、製作から流通までのライン全体です。教会の出版部門は巨大な新施設に移り、世界最大規模の完全デジタル、受注対応印刷の設備となりました。そのため、印刷・出版業界の有力者たちが定期的にこの施設を訪れており、精密に組まれたその製作ラインは、技術革新と効率性のモデルとなっています。
ブリッジ・パブリケーションズは、ダイアネティックスとサイエントロジーのすべての書籍、講演、コースパックを製作し、両アメリカ大陸、アジア、その他の地域に出荷しています。ただし、ヨーロッパ諸国とイギリスに関しては、デンマークのコペンハーゲンにあるニュー・エラ・パブリケーションズが管轄しています。ブリッジとニュー・エラを合わせると、1週間に130万部の書籍と100万枚のCDを製作できます。年間では、書籍6700万部、CD 5200万枚に上ります。
さらにペーパーバックとコースパックも加わり、印刷されたページを並べると、その長さは月に届き、そこから戻ってくるほどです。
デジタル印刷と受注対応印刷によって生産量が急増し、需要に対応できるようになっています。L. ロン ハバードの書籍と講演は、2004年から2009年だけで、それ以前の50年の合計を超える8000万部が出版されました。2007年から2010年の出版部数は7000万部に達しました。
さらに、ハバード氏によるすべての宗教的文献が世界中で誰でも利用できるようになった結果、サイエントロジー宗教のルネサンスが起こりました。
L. ロン ハバードの書籍が18のデザイン賞を獲得
2008年から2009年にかけて、ブリッジ・パブリケーションズは、その卓越したデザイン、印刷、製作を認められ、18もの賞を受賞しました。ハバード氏の書籍に対する賞には2008年ゴールド・インク賞、2008年アメリカ社内デザイン賞、2008年全国最優秀書籍、2009年次世代独立系出版社書籍賞があります。