所有性のレメディー
Why Games
第4回ロンドンACCとプロフェッショナル・コース「選択力のリハビリテート」を終えたL. ロン ハバードは、ほとんど間を置くことなくオーディターの技能を高めるプログラムを推し進めました。次の段階は、最新のプロセスに関してオーディターたちを直接トレーニングし、並行して彼らを活動地域に送り出して技能に磨きをかけさせることでした。「ロンドン・オーディター集会」として知られるこの講演シリーズでは、後に『サイエントロジー:思考の原理』に含まれることになった、最も基本的なプロセスの開発について述べられています。あらゆる領域でクリアリングのサイクルを開始するための数々のプロセスです。このシリーズは、2方向のコミュニケーション (低いレベルのケースに対して最も広範囲に有効なテクニック)から、オーディティングをトーンにマッチさせることを取り上げた講演まで、あらゆるものを包含しています。また、ポスチュレートの観点から見た所有性の定義、所有性とコグニションの関係、所有性の修復と所有性のレメディーとの違いについても述べられています。さらに幅広い理解をもたらすために、ハバード氏はプロセシングを「ゲームをプレーする能力を向上させる手段」と定義しました。加えて、オーディターたちの武器をさらに増やすべく、新しいプリ・クリアーを獲得するための、成果が実証された3つの方法を教え、普及活動のノウハウをも提供したのです。ここに示されているのは、ビーイングが真のゲームの喜びを創造する能力を高める方法に関する、基本的かつ強力な真実です。
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「この人生で自由になる方法は、意のままにこの人生を所有したり所有しなかったりできることです。身体、空間、環境、惑星、モック・アップ、何であれ、それを所有したり、所有しなかったりできること。わかりますね?
ひとたび、こういったさまざまなものを、すべて自分自身の自由裁量で所有したり所有しなかったりできるようになれば、その人は自由であり、その人のプリ・クリアーも自由でしょう。そして、これがクリアーへの基本的な道です。」― L. ロン ハバード
1955年12月の初め、L. ロン ハバードは第4回ロンドン上級臨床コース、プロフェッショナル・コース「選択力のリハビリテート」と「リンゼイ・シアター講演」を終えたばかりでした。しかし、過密なスケジュールにもかかわらず、彼は一瞬たりとも立ち止まることはありませんでした。というのも、サイエントロジーが急速に成長し続けていることにより(今や4つの大陸、13の主要国で活発に活動していたため)、熟練したオーディターの獲得が最優先事項だったからです。そして、ロンドンは依然として世界人口の25パーセントを占める英連邦の首都であったため、上述のような拡張を加速するには、この都市が主要な活動拠点になるということです。そこでハバード氏は、オーディターの技能を高めるプログラムを推進し続けました。その始まりは12月1日から開始された、週1回の夜間講演シリーズでした。その目的は、最新のプロセスとその使用に関して指導し、オーディターたちを最新の技術に順応させることでした。それが「ロンドン・オーディター集会」です。
準備や運営は上級臨床コースほど整っていないように見えたかもしれませんが、そこでのデータは、セッションだけではなく、人生にも直接関わるものでした。というのも、L. ロン ハバードはここで、技術的な適用に関して、誰もが自由に持っていって使える金塊のようなものを分け与えていたからです。すなわち、どのようなケースとの間にも2方向のコミュニケーションを確立する方法、2方向のコミュニケーションとプリ・クリアーにただしゃべらせておくこととの違い、さらには、セッションをうまく行かせるようにプリ・クリアーの到着に際してプリ・クリアーを歓迎することの重要性…最初の講演だけでこれだけのことが網羅されていたのです。
実際、ハバード氏が教えていた基本原理は非常に重要なものでした。というのも、ここでの彼の調査は、最終的にサイエントロジーのブック・ワンとなる『サイエントロジー:思考の原理』という偉業として結実したのです。より重要なこととして、この講演では、その書籍に含まれる最も基本的なプロセスの開発が示されているのです。すなわち、あらゆる領域でクリアリングのサイクルを開始するための数々のプロセスです。「所有性のレメディー」から、「分離性」による外在化、そしてもちろん「ゲーム」を構成する最も重要な諸要素も含まれています。
「外在化 対 所有性。ちなみに言うと、人はゲームを離れ、それからそのゲームに戻ることができる度合いに応じて有能なのです。それは外在化です。
そして、その人は、このゲームをプレーする場所に数々の障害があることを確信している度合いに応じてゲームを持つことができます。」
この間ずっと、ハバード氏は所有性の根底を成す基本原理と適用についてオーディターに指導しました。それには以下が含まれます。
- ARC:オーディティングのレベルより下にある基礎として機能する。そしてプリ・クリアーのARCを向上させることが、いかにプリ・クリアーの意識を向上させるか。
- 創造:逸脱における創造の役割。そしてそのリハビリテーションによって、存在における極度の困難と動揺からどのように抜け出ることができるのか。
- コグニション:コグニションとは何か。何かについて知っていることと、それについて理解していることとの違い。
- 「私を見てください。私は誰ですか?」:このプロセスの裏話。
- 風邪:風邪を治す方法。
- 眠り:眠りの起源、そして眠りはセイタンにとって何を意味するのか。
- ポスチュレートと決断:このふたつが選択力より上位に来るというのはどういうことか。
- トーン・スケール:ケースを開くためのオーディティングにおけるトーン・スケールの使用。そしてオーディターはどのようにオーディティングをトーン・レベルにマッチさせるのか。
- ノット・ノーイングネス:それがゲームの障害および制限のひとつであることについて。
- ゲームのない状態:ゲームのない状態とは何か。人が完全に勝利したり敗北したりした場合、ゲームのない状態はどのように生じるのか。オーディティングによるゲームのない状態の根絶。
つまり、プロセシングのゴールは、より良いゲーム、人生と呼ばれるゲームをプレーする能力に向かっているということです。そして、彼が説明したように、それこそ、プリ・クリアーが向かっているところなのです。
しかし、ハバード氏はこれだけのことをオーディターたちに教えましたが、それでもなお、彼らが自分の領域とサイエントロジーの活動地域の拡張を真に成功させるためには、普及に関するさらなるノウハウが必要であることがわかっていました。そこでL. ロン ハバードは、普及活動を行い、新しいプリ・クリアーを獲得するための、実証済みの3つの手法を指導しました。同時に、グループの形成によるサイエントロジー・ネットワークの構築について、彼は、惑星のクリアリングを開始するだけの十分大きなゲームを期待していると明言しました。
「30人か40人に満たないグループしか持っていないオーディターは、間違いなくこのように考えるべきです。つまり、『うーん、これではあまりにも人が足りない。』1,500人くらいのグループを抱えているオーディターだったら、私はかなり満足するでしょう。私はこう言うでしょう。『まぁ、彼はとても順調にやっている。もちろん彼の若さにしてはね。』これが、私たちが物事に取り組む際の精神でしょう。」
そして、ここにはまさにその精神で、真のゲームの喜びを創造するビーイングの能力を回復する方法について、基本的かつ強力な真実が示されているのです。