ボランティア・ミニスター災害対策チームは、2001年9月11日にニューヨーク市で発生した世界貿易センターの惨事から生まれました。
惨事が起きて数時間のうちに、ニューヨークのボランティア・ミニスターたちが現場に駆けつけ、救助隊員に緊急の援助を提供し、混沌状態に秩序をもたらすことを助けました。 合衆国各地や遠く海外からも続々とボランティア・ミニスターたちが到着し、800名がニューヨーク緊急レスキュー隊とともに不眠不休で働き、援助の手を差しのべました。
ボランティア・ミニスターたちは食料や水、衣料品、道具類といった必需品という形で物質的支援を提供しました。 また、「サイエントロジー・アシスト」(人が身体的な苦痛や不快感に直面できるように助ける手法)を、ストレスや疲労、ショックで消耗し切った警察官や消防士に施しました。 さらに、友人や家族、同僚を失ったことで苦しんでいる人々を精神面でサポートしました。
その後、ボランティア・ミニスターたちはニューヨーク市消防局から「勇者のメダル」を授与され、行政当局や市長らから賞賛されました。
「あなた方の教会がこの困難な状況の中で行ったすべてのことに対して感謝します。どうぞ他のボランティア・ミニスターの方にもこの感謝の気持ちを伝えてください。9月11日の悲劇から数週間、世界貿易センターの現場で、何が必要だったのかをこの目で見たひとりとして、あなた方サイエントロジー教会、そして私たちを助けるために遠くから駆けつけてくれた、たくさんのボランティア・ミニスターにお礼を言いたいと思います。
ボランティア・ミニスターは、グランド・ゼロで多大なエネルギーと深い思いやりを持って働き、レスキュー隊の身体的な負担や精神的な緊張を和らげました。 ボランティア・ミニスターの組織立った活動、そのケア、そしてその献身ぶりはひときわ優れており、深く感謝されています。彼らから助けを受けた人々はそのことをいつまでも忘れないでしょう。 ボランティア・ミニスターには感謝してもしきれません。」―ニューヨーク警察署長、2001年12月