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感情のトーン・スケール
サイエントロジーの知識体系から導き出されたもののうち、日常生活の中でよく使用されるもうひとつの知識に「感情のトーン・スケール」があります。トーン・スケールは、長期間にわたる徹底的なテストと観察から体系化されたもので、感情が上昇、あるいは下降する正確な順序を図で示したものです。ハバード氏がこの件に関して調査を行うまで、感情は誰もが経験するものではありましたが、完全には理解されていませんでした。
何かを失ったばかりで嘆き悲しんでいる人に、陽気な言葉をかけて励まそうとしたことはありますか? そうすると、相手はまた泣き始めるのが普通です。
あるいは、周りで何が起ころうと、人生への展望や反応が慢性的に無気力な人を知っていますか? 健康そうで、家族に愛され、人もうらやむ仕事もあるのに、その人にとってはどうでもいいことなのです。要するに、何の興味もないのです。
トーン・スケールにより、このような人々に何が起こっているのか、どうしたら一番いい形でコミュニケーションを取れるか、どうすれば力になれるかが明瞭にわかります。
トーン・スケール上での自分や他の人の位置を知れば、サイエントロジーを使って、どのようにトーンを高め、存在性、能力、自尊心、正直さ、健康、幸福といった望ましい性質を向上させればよいのかがわかります。