ダイアネティックスからサイエントロジーへ
サイエントロジー宗教の源および創設者はL. ロン ハバードです。彼は、何千年もの間人類を悩ませてきた疑問への答えを見出すことに自らの人生を捧げました。ハバード氏は、若年の頃から、その徹底した知的探究心、好奇心、とどまるところを知らない冒険心に駆り立てられ、探求を続けてきました。
ハバード氏の探求の結果が最初に広く公開されたのは、サイエントロジーではなく、もうひとつの研究分野である「ダイアネティックス」でした。ダイアネティックス(Dianetics)という言葉は、「…を通して」という意味の dia と「魂」を意味する nous というギリシャ語から来たもので、「心(または魂)が身体に対して及ぼしていること」と定義されています。
このダイアネティックスが、L. ロン ハバードによる最初の大躍進でした。この分野でのさまざまな最初の発見をきっかけとして、彼はさらに研究を重ね、遂には生命そのものの源を正確に特定しました。
人間は精神を所有しているのではありません。人間自身が精神なのです。人間は心を所有し、身体を所有しています。ダイアネティックスでは、精神が身体に及ぼす影響を取り扱います。したがってダイアネティックスは、望ましくない感覚や感情、事故、心因性の病気(精神的ストレスによって生じた、または悪化した障害)による精神的影響を軽減させる手助けをします。
サイエントロジーという言葉は、「あらゆる意味において知っている」という意味のラテン語 scio と「…の研究」を意味するギリシャ語の logos から来ています。それは文字通りには「知る方法を知る」という意味です。サイエントロジーそれ自体は、「精神そのもの、複数の宇宙、他の生命との関係における、精神についての研究と対処」と定義されます。
サイエントロジーでは、精神的な存在を対象とします。サイエントロジーでは、精神的な存在の意識と能力を直接高めます。そうすることによって、精神的な存在の力を弱めているマイナスの要因に打ち勝つ能力も急激に高まるのです。